IZ/Alone In Iz World ( 50487-2 )
ハワイアンのアルバムとして歴代最高のセールスとなった『Facing Future』を残したアーティスト、イズこと故イズラエル・カマカヴィウォオレは、その甘く優しく愛らしい歌声で、死後何年もたった今でもリスナーの心を深く揺さぶり続けている。本作はイズの最も愛されたトラックの別ヴァージョンや、一般には未発表だったトラックが収められている。未発表だったトラックには、「Hanohano No Na Cowboy」や、未完成のおどけたオープニングの「Mona Lisa」、イズがめずらしく自らハーモニーをつけている「Twinkle, Twinkle Little Star」がある。彼の早すぎた死を考えると、「Starting All Over Again」「In This Life」の圧倒的に美しい別ヴァージョンはひときわ心に染みる。それに、『ジョー・ブラックによろしく』『小説家を見つけたら』のサントラ盤でも聴ける「Over the Rainbow」のイズによるカヴァーでは、この曲がかつてないほどピュアに響いている。